こんにちは!塾長の松橋です。
今回は経済学部の小論文対策について書いていきます。
しかし…正直経済学部だから特別にアレコレしないといけないよね、ということはほとんどありません。
他の学部対策と同じ内容です。
①まず、小論文がそこそこ書ける。
②経済学部の頻出テーマについてある程度答えを準備しておく
③大学の過去問を研究していく。
の以上3つです。以上についてご説明していきますね!
①そもそも小論文書けますか?
他の記事でも取り上げていますが、小論文、そもそも書けますか?
作文と小論文は違いますし、そもそも作文も怪しいよ、という人もいるかもしれません。
小論文のイロハについての記事はべっとご用意しましたのでご確認ください。

②経済学部の頻出テーマについてある程度答えを準備しておく
✅ ① 少子高齢化と経済
⭐ 典型的な頻出テーマ
- 「少子高齢化が日本経済に与える影響について述べなさい」
- 「少子高齢化社会における課題と対策を論じなさい」
✅ ポイント
- 社会保障費の増大
- 労働力不足
- 生産性向上や移民政策
- 女性・高齢者活用
例文 少子高齢化が日本経済に与える影響について
私は、少子高齢化が日本経済に与える影響は極めて深刻であり、労働力不足、生産性の低下、社会保障負担の増加、消費構造の変化など多方面に及ぶと考える。少子高齢化は単なる人口構成の変化ではなく、経済の持続可能性を脅かす根本的な課題であり、社会全体で包括的な対策を講じなければならない。
まず、少子高齢化の現状をデータで確認すると、問題の深刻さが明確になる。総務省の統計によれば、日本の65歳以上人口は2023年時点で約3600万人、総人口の29%以上を占め、世界最高水準の高齢化率となっている。一方で15歳未満の人口は約1400万人程度にとどまり、生産年齢人口(15〜64歳)は全体の59%程度まで減少している。この割合は今後も低下が続くと予測され、2060年には生産年齢人口が総人口の50%を切るという試算もある。つまり、現役世代が高齢者を支える「胴上げ型」から、「肩車型」「逆ピラミッド型」の人口構造に移行している。
この人口構造の変化が日本経済に与える第一の大きな影響は、労働力不足である。生産年齢人口の減少は、そのまま労働供給の減少を意味する。実際に、建設、介護、農業、製造業など多くの産業で人手不足が深刻化しており、賃金上昇圧力や事業の継続困難を招いている。さらに、企業は人手確保のために非正規雇用を増やしたり、外国人労働者に依存する傾向を強めているが、労働市場のミスマッチや賃金格差の問題も顕在化している。労働力不足は生産活動を制約し、経済成長率の低下を引き起こす大きな要因となる。
第二に、生産性の課題である。人口が減少する中で経済成長を維持するには、一人当たりの生産性を高める必要がある。しかし、日本は長時間労働や年功序列型賃金、硬直的な雇用慣行などが根強く残り、労働生産性の改善が進みにくい。OECDの統計でも、日本の時間当たり労働生産性は主要先進国の中でも中位から下位に位置する。高齢化が進むことで高齢労働者の割合が増え、スキルのミスマッチやイノベーションの停滞を招くリスクもある。人口構造の変化は単に労働力の量を減らすだけでなく、質的な問題をも引き起こす。
第三に、社会保障負担の増大がある。高齢者人口の増加は年金、医療、介護など社会保障支出を大幅に押し上げる。厚生労働省の資料によると、2021年度の社会保障給付費は約130兆円を超え、このうち年金が約55兆円、医療が約40兆円、介護が約12兆円を占める。今後高齢者が増えることで、これらの支出はさらに膨張する。一方で、支える側の現役世代は減少し、保険料収入や税収が減少する。これにより、政府の財政は逼迫し、国債発行による借金が増える悪循環を招く。
第四に、消費構造の変化も重要なポイントだ。高齢者は若年層に比べて消費意欲が低く、特に耐久消費財や住宅、自動車などの大きな買い物が減る傾向にある。高齢化によって市場全体の需要が縮小し、企業の投資意欲が減退する。また、消費の中心が医療や介護など特定の分野に偏ることで、経済全体のバランスが崩れる可能性もある。少子化による子育て世帯の減少は、教育産業や住宅市場への需要を減少させるなど、幅広い産業に影響を及ぼす。
以上のように、少子高齢化は労働供給、生産性、社会保障、消費構造といった経済の基盤に多面的な影響を与える。しかもこれらは相互に関連し、連鎖的に経済を押し下げる。たとえば労働力不足が生産を減少させ、税収減につながり、社会保障費を賄えなくなる。社会保障負担が現役世代の可処分所得を減らし、消費を冷やす。こうした「負のスパイラル」に陥るリスクがある。
しかし、少子高齢化は避けがたい現実である以上、経済への影響を和らげ、持続可能な社会を作るためには政策的対応が不可欠である。具体的には、まず労働参加率の向上が重要だ。女性、高齢者、外国人など、働きたい人が働ける環境を整備することで、労働力不足を補う必要がある。実際、政府も女性活躍推進法や高年齢者雇用安定法などを整備してきたが、依然として保育サービス不足や年功序列文化が壁になっている。これを打破するためには、柔軟な働き方の普及やスキル再教育など包括的な政策が求められる。
また、生産性向上も不可欠だ。AIやロボット、デジタル化を活用して省力化を進め、中小企業も含めた業務効率化を図るべきである。政府の「デジタル田園都市国家構想」など、地方経済のデジタル化支援も重要だ。さらに、社会保障制度の持続可能性を確保するため、給付と負担のバランスを見直し、現役世代への過度な負担を避ける改革が必要になる。例えば、医療や介護サービスの効率化、予防重視の健康政策が挙げられる。
結論として、少子高齢化が日本経済に与える影響は、単なる労働力不足にとどまらず、生産性、財政、消費構造など社会経済全体に深く広がる複雑な問題である。日本がこれからも持続可能な経済を維持するためには、女性や高齢者の活躍促進、生産性向上、社会保障制度改革など多面的な対策を総動員し、社会全体で危機感を共有しながら取り組む必要があると私は考える。
✅ ② 格差問題
- 「経済格差の拡大についてあなたの考えを述べなさい」
- 「格差是正のための政策を提案しなさい」
✅ ポイント
- 所得格差・教育格差
- 再分配政策(税制、社会保障)
- 最低賃金、ベーシックインカムなど
例文 経済格差の拡大についてあなたの考えを述べなさい
私は、経済格差の拡大は単に所得や資産の不平等を意味するだけではなく、社会の安定や持続可能な成長を脅かす深刻な問題であると考える。経済格差が広がることで、教育や健康など機会の平等が損なわれ、社会的な分断を引き起こし、経済の活力を奪うリスクがある。そのため、格差是正は公平性の確保だけでなく、経済全体の健全な発展を実現するために必要不可欠だ。
まず、経済格差拡大の現状を確認する必要がある。日本国内でも格差拡大は近年顕著な課題とされている。厚生労働省の「国民生活基礎調査」などによれば、ジニ係数(所得分配の不平等度を示す指標)は再分配後も上昇傾向にあり、特に単身世帯や高齢世帯での貧困率が高い。また、OECDのデータでも日本の相対的貧困率は約15%前後と先進国平均より高い水準にある。特に子どもの貧困率は約13%とされ、先進国の中でも深刻な課題と位置づけられている。これは「親の所得」が「子どもの将来」に強く影響し、世代間で貧困が固定化されるリスクを示している。
経済格差拡大の原因には、いくつかの構造的要因がある。第一に、グローバル化と技術革新の進展が、労働市場でスキル格差を拡大させた。高度な専門知識を持つ労働者は高収入を得る一方、単純労働や非正規雇用は賃金が伸び悩む。日本では非正規雇用率が全体の約4割に達しており、賃金や雇用の安定性で正規雇用との格差が問題視されている。第二に、少子高齢化による社会保障負担の増加が、現役世代の可処分所得を圧迫し、経済的ゆとりを奪っている。第三に、都市と地方の経済格差も指摘され、若者の都市流出で地方経済が衰退し、地域間の所得差や生活水準の差が拡大している。
このような格差の拡大は、経済面だけでなく社会全体に深刻な影響を及ぼす。第一に、教育格差が拡大する。家庭の経済力が子どもの教育機会を左右し、結果として高学歴・高所得の家庭と低所得層の間で教育の機会が不平等になる。文部科学省の調査でも、低所得世帯ほど大学進学率が低い傾向が明らかになっている。これにより、貧困の連鎖が固定化し、社会の流動性が失われる。第二に、健康格差の問題もある。経済的に困窮する層は医療サービスへのアクセスが限定され、健康リスクが高まりやすい。健康格差は労働参加率や生産性にも影響し、経済成長の阻害要因となる。第三に、格差の拡大は社会の分断を生む。富裕層と貧困層の間で価値観や利害が対立し、社会的不満や政治的ポピュリズムを助長するリスクがある。
さらに、経済格差は経済成長そのものを抑制する要因ともなる。OECDやIMFの研究でも、格差の拡大が中長期的な経済成長率を押し下げるという結果が報告されている。所得の低い層は消費性向が高いため、格差が拡大して所得分配が偏ると、全体の消費需要が弱まり、企業の投資意欲も減退する。また、格差を是正する社会保障や再分配政策を強化せざるを得なくなり、財政負担が増大する。したがって、格差是正は「弱者救済」のためだけではなく、経済の持続的成長の基盤を守る意味でも重要である。
こうした課題を踏まえ、経済格差の拡大を是正するためにはいくつかの政策的対応が必要だ。第一に、雇用の質を改善することが重要である。非正規雇用の待遇改善、同一労働同一賃金の実現、職業訓練の拡充などにより、スキル格差を縮小し、安定した雇用を確保する必要がある。第二に、教育の機会均等を確保すること。経済的な理由で進学を断念しないように、給付型奨学金や授業料減免制度を拡充し、子どもの貧困の連鎖を断ち切る。第三に、地方経済の活性化も欠かせない。若者の地元定着を促すための産業振興、テレワークや移住支援などを進め、都市への一極集中を是正する。
さらに、再分配政策の強化も重要である。所得税や相続税の累進性を見直し、富裕層への課税を適正化することで税収を確保し、社会保障の充実に充てる。また、子育て支援や医療・介護サービスを充実させることで、低所得層の負担を軽減し、生活の安定を支援する。社会保険料の負担を軽減するための公費投入も検討すべきだ。加えて、経済成長を促すためには、イノベーションやデジタル化を通じて生産性を高め、所得の底上げを図ることが求められる。
結論として、経済格差の拡大は単なる所得の不平等にとどまらず、教育や健康の機会を奪い、社会の分断を生み、経済成長を阻害する深刻な問題である。放置すれば貧困の固定化や社会不安を招き、持続可能な社会の基盤を失う恐れがある。だからこそ、雇用の質の向上、教育の機会均等、地方経済の活性化、再分配政策の強化など多角的な対策が必要だ。経済の発展と社会の公正を両立させるために、格差是正は避けて通れない重要な課題だと私は考える。
✅ ③ グローバル化
- 「グローバル化が日本経済に与える影響」
- 「自由貿易と保護主義について論じなさい」
✅ ポイント
- 国際競争力
- 貿易摩擦
- 地域経済への影響
- 企業の海外進出
例文 グローバル化が日本経済に与える影響について
私は、グローバル化が日本経済に与える影響は多面的であり、経済成長の促進というプラス面と、格差拡大や産業空洞化といったマイナス面を併せ持つと考える。日本が持続可能な経済成長を実現するためには、グローバル化の恩恵を最大限に活用しつつ、その負の側面を是正するための戦略的対応が不可欠である。
まず、グローバル化の日本経済へのプラスの影響を考えると、最も大きな利点は市場の拡大と経済成長の可能性だ。日本は人口減少・少子高齢化が進み、国内市場だけでは成長が頭打ちになるリスクが高い。しかし、グローバル化によって日本企業は海外市場に進出し、需要を拡大できる。実際、自動車、電子部品、機械など日本の主要輸出産業はアジアを中心に海外市場で大きなシェアを誇る。経済産業省のデータによれば、2022年の日本の輸出総額は約100兆円を超え、GDPの約20%を占めている。これにより国内の雇用や所得を支え、経済全体の成長を牽引している。
また、グローバル化は技術革新の加速にも貢献する。海外企業との競争や協力を通じて、日本企業は新しい製品やサービスを開発し、生産性を高めることができる。例えば、自動車産業ではグローバル競争の中で電気自動車や自動運転技術の開発が進み、製造業全体の技術水準が向上している。また、海外との人材交流や留学生の受け入れは、新しい視点や知見を国内に取り入れる機会となり、イノベーションの源泉となる。
さらに、グローバルなサプライチェーンの構築は、企業がコストを削減し効率を高める手段となる。例えば、日本企業はアジア諸国に生産拠点を置くことで、安価な労働力を活用しつつ、製品を世界中に供給する体制を築いている。これにより、製品価格を抑え、国際競争力を維持することができる。
しかし一方で、グローバル化は日本経済に深刻な課題ももたらしている。第一に、産業の空洞化が問題だ。企業がコスト削減を追求して海外移転を進めると、国内の雇用が失われ、地域経済が衰退する。特に製造業の地方工場の閉鎖は、地方の経済基盤を弱体化させ、人口流出を加速させる要因となる。
第二に、所得格差の拡大が挙げられる。グローバル化は高スキル人材や大企業に大きな利益をもたらす一方で、低スキル労働者や中小企業には厳しい競争を強いる。非正規雇用の増加や賃金の伸び悩みは、日本国内で経済的な分断を深める要因となっている。実際、厚生労働省のデータでは非正規雇用率は約4割に達し、正規雇用との待遇格差が大きな社会問題となっている。
第三に、国際経済の不安定性に日本経済が巻き込まれるリスクも増大する。例えば、米中貿易摩擦やロシアのウクライナ侵攻など地政学的リスクが高まると、サプライチェーンが寸断され、輸出入に大きな影響を及ぼす。2020年以降の新型コロナウイルスの感染拡大も、国際物流や人の移動を制約し、日本経済に深刻なダメージを与えた。グローバル化の進展は世界経済の相互依存を深める一方で、こうした外部ショックへの脆弱性を高める側面がある。
こうした課題を克服し、グローバル化の利益を享受するためには、政策的な対応が必要不可欠だ。まず、国内産業基盤の強化が重要である。中小企業の生産性向上支援やデジタル化の推進、地域経済の振興などを通じて、グローバル競争力を高める必要がある。政府の「中小企業生産性革命推進事業」などはその一環だが、デジタル技術の活用や人材育成をさらに加速させることが求められる。
次に、雇用の安定と格差是正を目指す政策も欠かせない。非正規雇用の待遇改善、同一労働同一賃金の実現、職業訓練やリスキリングの充実を進め、すべての労働者がグローバル経済の中で活躍できる環境を整えることが必要だ。また、社会保障制度を強化し、格差拡大による社会的不安を軽減することも重要である。
さらに、グローバルサプライチェーンのリスクを分散する戦略も必要だ。コロナ禍や地政学的リスクの教訓を踏まえ、過度な海外依存を是正し、国内回帰や友好国との供給網の多元化を進める「経済安全保障」の観点が注目されている。政府も「重要物資の国内生産拠点整備」などを支援しており、産業界との連携を深めることが重要だ。
結論として、グローバル化は日本経済にとって市場拡大や技術革新、競争力向上といった多くの利益をもたらす一方で、産業空洞化や所得格差の拡大、外部ショックへの脆弱性といった深刻な課題も生む。日本がこれからも持続可能な経済成長を実現するためには、グローバル化の恩恵を取り込みつつ、その負の側面を是正する戦略的な政策が必要だと私は考える。具体的には、国内産業基盤の強化、雇用の安定と格差是正、サプライチェーンの強靭化など多面的な取り組みを総合的に進めることで、日本経済の強靭性を高め、国民全体が豊かさを共有できる社会を目指すべきである。
✅ ④ 地域経済活性化
- 「地方創生の課題と解決策」
- 「地域経済を活性化するには何が必要か」
✅ ポイント
- 人口流出
- 産業振興
- 観光、地場産業
- 移住・定住促進策
例文 地域経済を活性化するには何が必要か
私は、地域経済を活性化するためには、「地域の資源を最大限に活かしながら、人口減少に対応した持続可能な仕組みを構築すること」が必要だと考える。地方経済の衰退は単に経済的な問題にとどまらず、コミュニティの維持、文化の継承、国全体のバランスの取れた発展に直結する重要課題である。
まず、地域経済が抱える問題を整理すると、その中心は人口減少と高齢化である。総務省の統計によれば、2022年時点で日本の総人口は12年連続で減少しており、特に地方圏では若年層の都市部流出が顕著だ。人口減少に伴い、消費需要が縮小し、地元産業の人手不足も深刻化している。例えば、農業、林業、漁業など一次産業では高齢化が進み、担い手不足が大きな課題だ。さらに、地域の中心市街地では商店街の空洞化が進み、公共交通の維持も困難になっている。
こうした背景から、地域経済を活性化するためには、第一に「地域資源を活かした産業振興」が不可欠だ。地域には、豊かな自然、歴史、文化、特産品といった固有の資源がある。これを観光やブランド化、地産地消などにつなげる取り組みが重要だ。例えば、岐阜県の高山市では、伝統的な町並みを活かした観光戦略を展開し、国内外から多くの観光客を呼び込んでいる。また、北海道の富良野市は、ラベンダー畑を中心とした景観観光を核に地域経済を支えている。こうした成功事例は、地域資源を「商品」として磨き上げ、外部からの需要を取り込む戦略の有効性を示している。
第二に、「地域内経済循環の強化」も重要な視点である。地域経済の活性化は、単に外からお金を呼び込むだけでなく、地域内でお金を回す仕組みづくりが大切だ。農産物の地産地消を促進し、地域の飲食店や学校給食に供給する。エネルギーも地産地消型の再生可能エネルギーを活用し、地域の事業者が利益を得る。こうした取り組みは地域内の雇用を生み出し、所得を地域内にとどめる効果がある。例えば、徳島県上勝町では、葉っぱビジネスと呼ばれる彩り用の葉の販売で高齢者が収入を得る仕組みを作り、地域内経済を活性化させている。
第三に、「デジタル化の推進」が地域経済の鍵となる。人口減少や過疎化が進む中でも、ICTを活用することで地理的制約を克服できる。テレワークやオンライン販売の促進は、都市部から地方への人材流入や、地域産品の販路拡大を可能にする。総務省の「デジタル田園都市国家構想」では、医療、教育、行政サービスのデジタル化を通じて地域住民の利便性を高め、住み続けられる地域づくりを目指している。たとえば、長野県伊那市は、オンライン診療や遠隔教育を整備し、住民のQOLを向上させている。
第四に、「人材育成と移住促進」も不可欠である。地域経済の持続には、担い手を確保することが前提だ。若者や子育て世帯が安心して暮らせる環境整備が求められる。具体的には、子育て支援、教育環境の充実、住宅支援、交通インフラの整備など、ライフステージ全般を支える政策が重要だ。また、UターンやIターンを促す移住支援も効果的である。移住希望者への仕事や住まいのマッチング、地域おこし協力隊の活用など、受け入れ体制を整えることで、新たな人材を呼び込むことができる。
もちろん、こうした取り組みには課題も多い。例えば、自治体間での人材や予算の格差、地域ごとのニーズの多様性、住民の合意形成の難しさなどが挙げられる。また、過疎化が進みすぎた地域では、そもそも公共サービスを維持するのが困難な場合もある。これらを解決するためには、国・自治体・企業・住民が一体となった戦略的な取り組みが必要だ。特に、地方創生の政策は「トップダウン」だけでなく、「住民参加型」で進めることで地域の実情に即した持続可能なプランを作ることが大切である。
また、国の財政支援も重要な役割を果たす。地域間の財政力格差を調整するための地方交付税や、地方創生臨時交付金などの活用を通じて、地域の自立的な取り組みを後押しする仕組みが求められる。同時に、単なるハコモノ建設に終わらず、地域の人材育成や事業の持続性を担保する投資が必要だ。
結論として、地域経済を活性化するには、単に「お金を使う」ことではなく、「地域の強みを活かし、住民が主体的に動く持続可能な仕組み」を作ることが重要だと考える。具体的には、地域資源の活用による産業振興、地域内経済循環の強化、デジタル化による利便性向上、人材育成と移住促進など、多面的な戦略が必要だ。人口減少や高齢化という厳しい現実を踏まえつつも、地域ごとの特性を最大限に引き出し、住民が誇りと希望を持てる地域経済を築くことが、これからの日本全体の持続可能な発展にとって不可欠だと私は考える。
✅ ⑤ 環境問題と経済成長
- 「環境保護と経済成長は両立できるか」
- 「持続可能な社会のための経済政策」
✅ ポイント
- 環境税、排出権取引
- グリーンイノベーション
- SDGs
✅ ⑥ 財政・金融政策
- 「日本の財政赤字について」
- 「金融政策の役割」
✅ ポイント
- 国債と将来世代
- 日銀の金融緩和
- 景気対策と財政健全化
✅ ⑦ データ・グラフ読解型
- 「以下の統計データを読み取り、課題を分析し、解決策を述べなさい」
- 「グラフから読み取れることと自分の意見を述べなさい」
✅ ポイント
- 数字から事実を整理
- 因果関係を説明
- 具体的対策を提案
✅ ⑧ 社会保障
- 「社会保障制度の持続可能性について」
- 「年金制度の課題と改革案」
✅ ポイント
- 高齢化と負担増
- 給付と負担のバランス
- 世代間公平
✅ ⑨ 労働問題
- 「非正規雇用の拡大について」
- 「働き方改革の必要性」
✅ ポイント
- 雇用の安定
- 生産性向上
- ワークライフバランス
✅ ⑩ イノベーションと経済
- 「イノベーションの経済的意義」
- 「デジタル化が社会に与える影響」
✅ ポイント
- 生産性向上
- 産業構造の変化
- 雇用への影響
③大学の過去問を研究していく。
入試対策は過去問対策が最重要です。例としていくつか経済学部系の出題がされる大学をピックアップしました。ご参考程度に。
最低でも過去問を5年分はやっておいてね、とウチの塾ではお話していますよ!
✅ 【国公立大学】
⭐ 国公立の経済学部・経営学部では、一般選抜の二次試験や推薦入試で小論文を課す大学が多いです。
✅ 代表例
- 東京大学(文科二類)
- 2次試験で論述問題(社会科学系の長文読解・要約・論述)
- 一橋大学(社会学部・経済学部)
- 一般入試で社会科学系の論述
- 京都大学(経済学部)
- 推薦入試で小論文
- 大阪大学(経済学部)
- 推薦入試で小論文
- 神戸大学(経済学部)
- 推薦入試で小論文
- 名古屋大学(経済学部)
- 推薦入試で小論文
- 横浜国立大学(経済学部)
- 一般入試の特色選抜、推薦入試で小論文
✅ 特徴
- 社会問題・経済問題をテーマにした論述
- 資料読解型の小論文
- グラフや表を読ませて分析させる問題
✅ 【私立大学】
⭐ 私立の経済学部では、総合型選抜(AO入試)、学校推薦型選抜で小論文が頻出。
✅ 代表例
- 早稲田大学 政治経済学部
- 英語と日本語の長文読解+小論述
- AO入試も論述課題あり
- 慶應義塾大学 経済学部
- FIT入試(総合型選抜)で小論文
- 上智大学 経済学部
- 公募推薦で小論文
- 明治大学 政治経済学部
- 自己推薦入試で小論文
- 青山学院大学 経済学部
- AO入試で小論文
- 中央大学 経済学部
- 一般入試で国語の論述問題
- 総合型選抜で小論文
- 法政大学 経済学部
- 公募推薦・総合型選抜で小論文
小論文対策塾Gokakuについて
大学受験・小論文対策に特化した【小論文対策塾Gokaku】を開校しました。
小論文は、真の国語力を問われるとてもむずかしい試験です。侮ってはいけません。
でも、しっかり対策してコツをつかめば誰でもできるようになります。
【小論文対策塾Gokaku】では、小論文が書けるようになるために1から教えていきます。
書き出しはどうするの?文末表現、語尾はどう書くの?句読点の打ち方は?段落分けは?
社会問題に精通するにはどうするか、資料、図表、グラフの素早い読み取り方、
反論の予想の仕方などの高度な技術も伝授します。
頻出課題の出題傾向を分析して、豊富な例題を用いて書く訓練をしていき、
何より重要なのは添削されたものから、また考え直すという反復練習です。
小論文をドリルのようにこなしていく、という勉強法は、
【小論文対策塾Gokaku】ならではのものです。
===
【小論文対策塾Gokaku】は、小論文の専門塾として、
日本TOPレベルの指導ができるよう日々努力しています。
小論文についてのお悩みがありましたら、
以下のお問い合わせフォームからお気軽にご連絡をください。
★記事はお役に立ちましたか?
今後もお役に立てるような記事を書いていきますね!
それではまた!

