みなさん、こんにちは。
突然ですが、小論文での「反論」、うまく書く自信はありますか?
自分の設定した論旨に対する反論まで考えるだけでも大変ですし、その書き方をどうするかのがよいかなどと考えはじめると、夜も寝られませんね。
今回は「反論」の書き方について詳しく解説していきます!
1)入試での反論とは
入試における反論は、最終的な結論の客観性を保証し、強化する役割を果たします。大学入試の小論文では「テーマ型」、特に課題解決の提案を論述する場合など、自分の意見が一方的なものではないことをアピールしたい場合に反論を用いると効果的です。
しかし、反論は論点が同じでないと意味がなく、またその反論に対する反論で最終的には自分の結論を補強できなければ、結論が反論に負けて自滅行為となります。そのため、なかなかデリケートな諸刃の剣でもあります。
また、すべての小論文で反論を書く必要はありません。志望動機の記述などにはもちろん必要ありませんし、テーマ型小論文でもその内容によっては反論を用意しなくても成立する場合があります。
まずは反論を書くべきかどうか見極め、必要に応じて自分の対応できるレベルの反論を用意しましょう。
2)反論の書き方
その①書き出し
反論の書き方です。
「序論」「本論」「結論」の三段構成であれば、反論は「本論」の中に登場させましょう。
それの書き出しは必ず「逆接」で始めましょう。「しかし」や「ところが」から書き始めるのが最も無難です。
「一方で」や「他方」といった書き方は反論を導く語としては効果が薄い。反論を書くのは、その反論に対する再反論を書いていくため、つまり囮のようなものですから、逆接の語を用いてきっぱりと反論であることを示す必要があります。
その②反論の論点
反論は論点を同じくすることが大前提です。論点の異なる反論は反論ではありません。例文を載せるにあたって、議題を用意しました。
音楽の街と呼ばれている、楽器生産業の盛んな地域での路上ライブを用いた価値創造の是非というテーマで、筆者は賛成意見の立場だとします。
例文)「私は路上ライブの振興に賛成である。場所の提供、機材のレンタルにより地域で活動するミュージシャンと楽器メーカー、ライブハウスの連携を成し、音楽を囲う諸々の業界をつなぐことができる。ひいては新たな価値の創出により経済効果をもたらすので地域は活性化し、音楽の街としての一面をより強固なものにできるだろう」
これに対する反論を挙げてみましょう。
「しかし、この地域は楽器の生産に強みを持っているだけで、特段、有名なミュージシャンやライブ施設があるわけではない。観光客が増えなければ、経済効果は期待できないだろう」
これが同じ論点で語る「正しい反論」です。
では、間違った反論を挙げてみましょう。
「しかし、路上ライブには騒音がつきものであり、時間帯によっては近隣への迷惑が避けられず、治安悪化にもつながりうる。」
今回は「経済効果」を軸に論理を展開しているので、騒音問題や治安悪化といったデメリットは論点が異なっており、反論になっていません。
このように、反論は本論の論点と同一のものでなければ反論になりませんから、注意して書きましょう。
論点を同じにするときのコツは、本論で用いているキーワードを反論にも交えて記述することです。反論としての効果をより発揮します。
その③再反論
小論文入試で自分から反論を書く際、最も重要なのがこの「再反論」です。
再反論で最終的に本論を支持できなければ「考えてみたけどダメでした」というオチになってしまいます。再反論では反論の挙げた懸念点に対し、真っ向から再反論を行う必要があります。
先の「正しい反論」に対する再反論を行ってみましょう。
「確かに有名なアーティストは少ないが、地域の楽器生産メーカーが集まって催す展示即売会の楽器フェアには毎年三万人を越える動員がある。そこではアーティストも演奏しに来る。こうしたイベントとも連携し、同時期に路上ライブ強化期間を設定すべきだ。良い演奏を聴かせる場ではなく、誰もが演奏を許される場として売りだすことで、その場で楽器を手にした観光客や、メーカーや出演アーティストに演奏を依頼することで相互のデモンストレーションにもなり、付近の飲食店や宿場とも協力すれば確かな経済効果が発揮できるだろう」
といった具合です。ここでは「経済効果」という語をキーワードとして、同じ論点で再反論を行っています。再反論で本論の主張を補強し、このあと結論を述べるという流れです。
いかがでしょうか。今回は「反論の書き方」について解説しました。みなさんも反論を使いこなし、小論文記述のクオリティをアップしましょう!
小論文対策塾Gokakuについて
大学受験・小論文対策に特化した【小論文対策塾Gokaku】を開校しました。
小論文は、真の国語力を問われるとてもむずかしい試験です。侮ってはいけません。
でも、しっかり対策してコツをつかめば誰でもできるようになります。
【小論文対策塾Gokaku】では、小論文が書けるようになるために1から教えていきます。
書き出しはどうするの?文末表現、語尾はどう書くの?句読点の打ち方は?段落分けは?
社会問題に精通するにはどうするか、資料、図表、グラフの素早い読み取り方、
反論の予想の仕方などの高度な技術も伝授します。
頻出課題の出題傾向を分析して、豊富な例題を用いて書く訓練をしていき、
何より重要なのは添削されたものから、また考え直すという反復練習です。
小論文をドリルのようにこなしていく、という勉強法は、
【小論文対策塾Gokaku】ならではのものです。
===
【小論文対策塾Gokaku】は、小論文の専門塾として、
日本TOPレベルの指導ができるよう日々努力しています。
小論文についてのお悩みがありましたら、
以下のお問い合わせフォームからお気軽にご連絡をください。

★記事はお役に立ちましたか?
今後もお役に立てるような記事を書いていきますね!
それではまた!

