~思う・考える編~
みなさん、こんにちは。
今回は、大学入試における小論文での“使用禁止ワード”について解説していきます!
使用禁止、なんて言われると不安になる方もいらっしゃるかもしれませんが、本当にそのくらい望ましくない表現があるんです。しかも、意外と使ってしまっている学生の多いこの勘違いワード、それこそが「思う」という言葉なのです!
1 )「思う」がダメな理由
では、なぜ「思う」と表現するのが望ましくないのでしょうか。「あなたの意見を述べよ」という題意で出題され、そのように私たちは回答するのですから、むしろ相応しいと「思って」しまいますよね。
①「思う」の意味
「思う」の意味に一度立ち返ってみましょう。コトバンク(2025/02/01)では以下の通りに説明しています。
おも・う〔おもふ〕【思う/▽想う/▽憶う/▽念う】[動ワ五(ハ四)]
1 ある物事について考えをもつ。考える。
㋐判断する。信じる。「これでよいと―・う」「そうは―・わない」「自分の―・った とおりに行動しなさい」
㋑決心する。決意する。「新しく事業を始めようと―・う」「―・うところがあって酒 を断つ」
㋒あやしむ。疑う。「変だと―・った」「そんなことがあるはずはないと―・ってい た」
2 眼前にない物事について、心を働かせる。
㋐推量する。予想する。「この本はいくらだと―・うか」「―・わぬ事故」
㋑想像する。「―・ったほどおもしろくない」「夢にも―・わなかった」
㋒思い出す。追想する。回顧する。「亡き人を―・い悲しくなる」「あのころを―・え ば隔世の感がある」
上記から分かるように「思う」の持つ、何らかの思案の保持を示す要素には「信じる」というニュアンスが含まれています。物事について意見を持つ状態を表現するとしたら、「思う」は「感じる」に近いですね。
つまり、「思う」では曖昧なのです。
そして、小論文やレポートの記述において不確実性のある語調は好ましくありません。「思う」とはいわば感想ですから、それを意見とは言えない、というわけです。
②「考える」という言葉
「思う」に代わり、同じ用法でも小論文に適した言葉があります。それが「考える」です!こちらは感想ではなく、立派な意見として日常的に用いられる言葉です。
2)「である体」が一番無難
そして、ここからが重要な話です。この「考える」あるいは「考えられる」という言葉も実はあまり好ましくない表現だったりします。特に「考えられる」はグレーゾーンです。
たとえば、あるデータからある傾向の存在が認められたとき「~~の傾向にあると考えられる」という表現をしたとしましょう。この場合、「このように考えることはできますが、あくまで仮説であり、実際にそうとは限りません」という弱気なニュアンスを汲み取ることができてしまうのです。それ自体がダメとは言いませんが、入試の小論文では意見をしっかりと伝える能力を求められています。入試の論述には不適当、という話です。
上に挙げた「考えられる」という言葉は「客観的に、誰でもそのように思考することができる」というニュアンスもありながら「考える」の持つ主観性も同時に存在しているため、グレーゾーンだと表現しました。ちなみに、こうした考え方は大学でのレポート課題でも必須の手法ですから、覚えておいて損はありません。学術的な論述の場合に有効な言葉の使い方というわけです。
である体を用いた論述をするのであれば、「思う」「考える」という言葉をできる限り使わずに言い切ることが望ましいでしょう。
「この問いは非常に複雑であると思う」
↓
「私はこの問いは非常に複雑であると考える」
↓
「この問いは非常に複雑である。」
スパッと言い切った方が説得力を感じますよね。
大学入試の小論文で意見を示すときは「思う・考える」はなるべく使用せずに「である体」で言い切ってしまいましょう!
みなさんの論述スキルが一層磨かれることを期待しております!
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