なんだ、結局は知識なのか、と肩を落とすのはまだ早い。小論文の頻出テーマは実はとても偏っています。共通テストでそれなりの点数を取るには7教科8教科、3年分の教科書をマスターして臨まなければならないけれども、小論文テーマはせいぜい50〜60くらい、小論文を構成する素材としての知識は1,000ワードくらいでしょう。教科書1冊ぶんくらいしかないのです。
以下は、最短距離をいくやり方です。距離と時間が短いぶん、急坂です。
A 基礎力養成フェーズ(1-2ヶ月目)
1. 出題傾向の分析
過去問5年分を時系列で比較し「頻出テーマ」「求められる視点」「文字数制約」
をマトリクス化する。
例:A大学経済学部の場合「グローバル化×地域経済」の組み合わせが3年連続で出題されている。近いテーマがきそうだと予測。
2. 知識基盤の構築
データベース作成:主要テーマ別に統計データ・専門用語・関連法案を整理
例1:少子化対策・合計特殊出生率1.26(2022年)は昔と比べてどれくらい少ないのか、政府が対策する子ども子育て支援法などをチェックする。
例2:朝日新聞「天声人語」の要約練習(300字→100字に圧縮)
3. 型の習得
基本構造の分解練習:(前編に書いたような、小論文の骨組みをどうするか)
《主張》〇〇すべきである
〜 [根拠1] 統計データ(厚労省2023年調査)
〜 [根拠2] 具体事例(B市の成功事例)
〜 [反論の予測と再反論準備] ××の懸念があるがこれこれこういうふうに対策可能である。
B. 実践力強化フェーズ(3-4ヶ月目)
1. タイムマネジメント訓練
時間配分シミュレーションはまだ早いと感じる生徒が多いと思いますが、なるべく早くに制限時間感覚を身につけておいたほうがいい。記号のテストは最後に急いで塗りつぶすことができますが、小論文は間に合わなかったらどうにもならない。間に合わなかった、は絶対に避けておきたいことの一つです。
例(30分で1題こなしていく)
0-5分:テーマ分析&骨子作成
5-25分:本文執筆(50字/1分ペース)
25-30分:推敲(論理の飛躍チェック)
2. 反復添削システム
自己添削チェックリスト:
– 論理の接続詞が適切か(したがって→しかし→ゆえに)
– 具体例とデータの比率(理想は7:3)
– 文字数誤差±3%以内
AI添削:問題をしっかりと打ち込んで、模範解答を求めることと、自分が書いたものをAIに見せて評価してもらう。
先生添削:塾でも予備校でも学校でも、先生をつかまえてアドバイスをもらう。最初は恥ずかしいかもしれませんが、人から助力をもらうこと、もらえること、もらえるようなコミュニケーションと人格のスキルは生きていく上でもっとも大事なものの一つです。小論文はものを考え主張し、論拠を築くものだから、先生にとっても「お?こいつはこんな考え方をするのか。ふーん」というふうになるかもしれません。そうなったら、しめたものです。いくらでもアドバイスしてくれるでしょう。
C. 直前仕上げフェーズ(試験1ヶ月前)
1. 模擬試験の実施
– 本番環境再現:市販の原稿用紙使用、タイマー設置
– 1週間サイクル(例):
月:模擬試験(3テーマ連続執筆)
火:添削依頼
水:弱点分析(論理構成/知識不足の判別)
木~土:重点補強
日:振り返り
これくらいにゆったりとやってください。小論文試験は、他の知識を問う試験とは根本的にちがいます。知っているかどうかではなく、「知識を運用できるか」を問われるのです。単に辞書的に知っているだけでは書けません。よくある一問一答式の知識では太刀打ちできない。まあ、ないよりはましですが、その程度で、そういう覚え方では説得力のある小論文は書けません。
2. メンタルトレーニング(試験2週間くらい前から毎日
いろいろな方法がネットに出ているので、自分に合ったやり方で、「自分はできる」(Yes,I can!)という自信と、不必要に気負わないことの両方が成立するように気持ちを調えていくとよいですね。
実は、もう一つ重要なことがあります。これがないと高い評価を得られない。
それは「ひらめき」です。
(後編に続く)
小論文対策塾Gokakuについて
大学受験・小論文対策に特化した【小論文対策塾Gokaku】を開校しました。
小論文は、真の国語力を問われるとてもむずかしい試験です。侮ってはいけません。
でも、しっかり対策してコツをつかめば誰でもできるようになります。
【小論文対策塾Gokaku】では、小論文が書けるようになるために1から教えていきます。
書き出しはどうするの?文末表現、語尾はどう書くの?句読点の打ち方は?段落分けは?
社会問題に精通するにはどうするか、資料、図表、グラフの素早い読み取り方、
反論の予想の仕方などの高度な技術も伝授します。
頻出課題の出題傾向を分析して、豊富な例題を用いて書く訓練をしていき、
何より重要なのは添削されたものから、また考え直すという反復練習です。
小論文をドリルのようにこなしていく、という勉強法は、
【小論文対策塾Gokaku】ならではのものです。
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【小論文対策塾Gokaku】は、小論文の専門塾として、
日本TOPレベルの指導ができるよう日々努力しています。
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