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「『要約せよ』対策」(後編):応用編(自分の意見)

解答例

150字以内の要約:
地球温暖化により、海面上昇や異常気象が発生し、住民や農作物に深刻な影響を与えている。この問題を解決するには、再生可能エネルギーの導入や二酸化炭素排出削減が重要であり、個人レベルでの意識改革も求められる。持続可能な社会の実現が鍵となる。


目次

要約練習のポイント

1. 内容を整理する練習

  • 箇条書きに直す。これが一番大事です。
  • さらにそれらを3つの要素(原因・影響・解決策など)に分けて考えることで、重要な情報が見つけ、骨格を作ります。

2. 文の圧縮に慣れる

  • 文を短縮し「何が言いたいか」を明確にする練習をする。
    • 例: 「海面上昇が沿岸部住民に影響を与えている」→「海面上昇が住民に影響」
  • 「主語・述語」を中心にまとめ、細かい修飾句・修飾節を省略する。

3. 重要でない部分を省く

  • 詳細な具体例や感情的な表現を省き、要点だけを抽出する。
    • 例: 「小さな取り組みが大きな成果につながる可能性がある」→「個人の行動が重要」

★まとめると、箇条書きで整理し圧縮と省略をする、これがコツです。


練習問題(追加)

1. 課題文

「SNSの普及は、情報共有の効率化や人と人とのつながりを促進するが、情報の偏りやフェイクニュースの拡散といった問題を生んでいる。これらの課題に対して、情報リテラシー教育の充実が重要だと考えられる。」
設問1: 上記の課題文を100字以内で要約しなさい。

設問2:上記の課題文に15字程度のタイトルをつけなさい。

2. 課題文

「日本の高齢化は深刻な社会問題であり、医療費の増加や介護人材の不足が課題となっている。この問題を解決するには、予防医療の推進や高齢者の社会参加を促進する政策が必要である。」
設問1: 上記の課題文を100字以内で要約しなさい。

設問2:上記の課題文に10字程度のタイトルをつけなさい。

解答例

設問1-1

SNSの普及は情報共有を効率化するが、情報の偏りやフェイクニュースの問題も生んでおり、情報リテラシー教育が重要である。

設問1-2

SNS普及と情報リテラシーの重要性

設問2-1

日本の高齢化は医療費増加や介護人材不足を招いており、予防医療の推進や高齢者の社会参加を促進する政策が解決策として必要である。

設問2-2

高齢化社会の課題と対策


応用編:自分の意見を記述するタイプの要約問題

小論文の中には、与えられた文章を要約した上で、自分の意見を書くタイプの問題があります。
多くの受験生が「要約」はできても、「意見」がうまく書けずに点数を落としています。
では、どうすれば自然に“自分の考え”へつなげられるのでしょうか?

①:要約と意見の違いを理解する

まず大切なのは、「要約」と「意見」をはっきり分けること。

  • 要約…筆者が何を主張しているかを短くまとめる部分。
  • 意見…その主張をふまえて、自分がどう考えるかを述べる部分。

多くの人が、筆者の主張に「自分の感想」を足すだけになりがちです。
でも、意見部分では「なぜそう思うのか」まで論理的に書くことが求められます。


②:意見の中身を深める方法

自分の意見に具体例を入れると、説得力がぐっと上がります。
たとえば:

  • 自分の経験
  • ニュースや社会問題
  • 学校生活で感じたこと

例)

筆者は「SNSの使い方には自制心が必要だ」と述べている。
私もこの意見に賛成だ。実際、私の友人の中にもSNSのトラブルで誤解が生まれた例がある。
だからこそ、投稿前に「誰がどう受け取るか」を考える習慣を持つことが大切だと思う。

🔚まとめ

要約問題では、「筆者の意見を理解したうえで、自分の考えを論理的に書けるか」が評価のポイントです。
感想ではなく、理由と具体例をもって主張できると、文章全体がぐっと引き締まります。


練習問題:要約+自分の意見(高校・大学入試別模範解答付き)

🧾 課題文(共通)

文章を読むとき、多くの人は「何が書かれているか」を理解することに集中する。しかし、読みの本当の目的は、筆者の考えを知ることではなく、そこから自分の考えをつくることにある。
要約とは、筆者の主張を自分の言葉で整理する行為であり、それによって自分の思考の土台ができる。読解と要約を通して他者の考えを理解し、その上で自分の立場を考えることが、「思考する力」を育てる第一歩である。
単に知識を増やすだけではなく、他者の意見と向き合いながら、自分の考えを言葉にできる人こそ、これからの社会で求められているのではないだろうか。

課題:
この文章の内容を要約し、それに対するあなたの考えを述べなさい。


🏫【高校入試向け・400字以内】

 筆者は、文章を読む目的は内容を理解することではなく、そこから自分の考えをつくることにあると述べている。要約は筆者の意見を整理し、自分の考えを深めるための手段であり、他者の意見と向き合うことで思考力が育つという。
 私はこの意見に賛成だ。国語の授業で要約の練習をすると、筆者の主張を正確に理解するだけでなく、「自分ならどう考えるか」を考える機会になる。たとえば、読書感想文でも内容のまとめだけではなく、そこから自分の意見を書くと、より深い感想になる。
 他人の考えを理解し、自分の考えを言葉にできる力は、勉強だけでなく将来の社会生活でも大切だと思う。
(約392字)


🎓【大学入試向け・約1000字】

 筆者は、読解の目的は単なる理解ではなく、「筆者の主張をもとに自分の考えを形成すること」にあると述べている。要約とは、他者の考えを自分の言葉で整理し、思考の基盤をつくる行為である。読解と要約を通じて他者の意見を理解し、それを踏まえて自分の立場を構築することこそ、思考力を育てる第一歩であり、これからの社会で求められる姿勢だというのが筆者の主張である。

 私はこの考えに賛成である。現代社会では情報があふれており、他人の意見をそのまま受け取るだけでは、自分の考えをもたない「受け身の思考」に陥りやすい。だからこそ、筆者の主張を要約して整理し、自分の考えを言葉にして表現する力が重要になる。

 要約の力とは、単なる「まとめる力」ではなく、「理解した内容を再構成する力」である。たとえば、授業で評論文を読んだとき、要約を通して筆者の意見の骨格をつかむと、その上で自分の賛否や理由を論理的に述べやすくなる。つまり、要約は「他者の意見」と「自分の意見」を結ぶ架け橋のような役割を果たしている。

 このような思考の姿勢は、学問だけでなく社会生活にも通じる。ニュースやSNS上で多様な意見に触れるとき、それを鵜呑みにせず、自分なりに整理して判断する力が必要になる。筆者の言う「要約から意見へ」という流れは、まさにこの情報社会で求められる批判的思考力そのものだと感じる。

 私たちは、他者の言葉を通して初めて自分の思考の輪郭を知ることができる。読解とは他者との対話であり、要約とはその対話の整理である。そして意見とは、その対話から生まれる「自分の声」である。要約を通じて自分の意見を形成することは、単に国語の力を高めるだけでなく、自分の生き方を考える力にもつながると私は考える。
(約1020字)


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​​大学受験・小論文対策に特化した【小論文対策塾Gokaku】を開校しました。

小論文は、真の国語力を問われるとてもむずかしい試験です。侮ってはいけません。       

でも、しっかり対策してコツをつかめば誰でもできるようになります。              

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反論の予想の仕方などの高度な技術も伝授します。

頻出課題の出題傾向を分析して、豊富な例題を用いて書く訓練をしていき、

何より重要なのは添削されたものから、また考え直すという反復練習です。       

小論文をドリルのようにこなしていく、という勉強法は、

【小論文対策塾Gokaku】ならではのものです。        

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この記事を書いた人
松橋 頌

いつも、ありがとう! 松橋国語塾→合同会社日本国語塾になりました◎ 北関東NO.1国語専門塾塾長です。 全国の受験国語を変えていきたい。 好き:うちのいぬ、ディベート、ハイカロリーなもの! 苦手:芸能人関係・政治・スポーツ

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