夏休みや宿題で必ずと言っていいほど出てくる「読書感想文」。
「何を書けばいいのかわからない」「あらすじを書いて終わってしまう」など、苦手に感じている人も多いのではないでしょうか。
でも安心してください。読書感想文には「型」があります。この型を知れば、誰でもしっかりした文章が書けるようになります。
この記事では、小学生でも簡単に書ける読書感想文の書き方を、具体例つきでわかりやすく解説していきます。
読書感想文って何を書けばいいの?
まず大事なことをはっきりさせましょう。
読書感想文は「あらすじを書くもの」ではありません。
大切なのは次の2つです。
- 本を読んでどう思ったか
- 自分の体験や考えとどうつながったか
つまり、「あなたの気持ち」が主役です。
読書感想文の基本構成(これだけ覚えればOK)
読書感想文は、次の4つのパートで書くととても書きやすくなります。
① 本を選んだ理由
② 心に残った場面
③ 自分の体験や考え
④ まとめ(これからどうしたいか)
この順番に書くだけで、自然とまとまった文章になります。
① 本を選んだ理由の書き方
まず最初に、「なぜこの本を読もうと思ったのか」を書きます。
例えばこんな感じです。
- タイトルに興味を持った
- 表紙が気になった
- 学校で紹介されていた
- 家族や先生にすすめられた
例文
「わたしはこの本のタイトルを見て、おもしろそうだと思ったので読みました。」
ここは長くなくてOK。1〜2文で十分です。
② 心に残った場面を書く(ここが一番大事!)
次に、「一番心に残った場面」を書きます。
ポイントは、ただ説明するのではなく「どう感じたか」を書くことです。
NG例(よくある失敗)
「主人公は友だちとけんかしました。そのあと仲直りしました。」
→これはただのあらすじです。
OK例
「主人公が友だちとけんかしてしまった場面が心に残りました。わたしも友だちとけんかしたことがあるので、とても気持ちがよくわかりました。」
このように、「自分の気持ち」をセットで書くのがコツです。
③ 自分の体験や考えとつなげる
ここが読書感想文で一番評価されるポイントです。
本の内容と、自分の経験を結びつけて書きます。
具体的には
- 似た経験をしたことがある
- 自分だったらどうするか
- 考え方が変わった
例文
「わたしも前に友だちとけんかをしてしまったことがあります。そのときは自分からあやまることができませんでした。でも、この本を読んで、自分からあやまることの大切さに気づきました。」
こう書くことで、「自分の言葉の感想」になります。
④ まとめ(これからどうするか)
最後に、「この本を読んでどう変わったか」「これからどうしたいか」を書きます。
例文
「これからは友だちとけんかをしてしまったときは、自分からあやまれるようになりたいです。そして、もっと友だちを大切にしていきたいと思いました。」
ここまで書ければ、とても良い感想文になります。
全体の例文(短め)
ここまでの流れをまとめた例を紹介します。
「わたしはこの本のタイトルにひかれて読みました。
一番心に残ったのは、主人公が友だちとけんかをしてしまう場面です。わたしも友だちとけんかをしたことがあるので、とても共感しました。
わたしはけんかをしたとき、自分からあやまることができませんでした。でも、この本を読んで、あやまることの大切さを知りました。
これからは、けんかをしたときには勇気を出して自分からあやまりたいと思います。」
よくある失敗とその直し方
① あらすじばかり書いてしまう
→「どう思ったか」を必ず入れる
② 「おもしろかったです」で終わる
→「なぜおもしろかったのか」を書く
③ 短すぎる
→自分の体験を入れると自然に長くなる
書きやすくなるコツ3つ
① メモをしてから書く
いきなり書くのではなく、
- 心に残った場面
- そのときの気持ち
をメモしてから書くとスムーズです。
② 一つの場面にしぼる
全部を書こうとすると失敗します。
「一番心に残った場面」だけでOKです。
③ 難しい言葉を使わない
自分の言葉で、正直に書く方が評価されます。
親・先生向けアドバイス(指導のコツ)
小学生の読書感想文で重要なのは、「上手に書かせること」ではなく、「自分の気持ちを言葉にすること」です。
指導の際は、
- 「どう思った?」と聞く
- 「自分だったらどうする?」と考えさせる
といった問いかけが効果的です。
逆に、
- 言い回しを細かく直しすぎる
- 正解を教えすぎる
のは逆効果になりやすいです。
まとめ
読書感想文は、難しいものではありません。
大切なのはこの3つです。
- あらすじではなく気持ちを書く
- 自分の体験とつなげる
- 型にそって書く
このポイントを押さえれば、誰でもしっかりした感想文が書けるようになります。
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