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高校入試の作文で守るべき3つのルール

~表記・論理性・スピード~

高校入試の場で作文を書く場合、大抵200字以上で多くても300字(原稿用紙半分)程度のボリュームですが、試験時間の短さを考えるとそう長く作文に時間を割く余裕はありません。

今回は高校入試の作文で守るべき3つのルールをご紹介します。

目次

1)表記

原則として、原稿用紙の使い方がそのまま採用されます。

・段落のはじめは一マス空け(行頭一字下げ)を行う。

・数字は横書きの回答用紙ならアラビア数字、縦書きであれば漢数字で表記。

・アルファベットは大文字を1マスに1字表記し、小文字のアルファベットは1マスに2字表記する。

・縦書きの場合、アルファベットは横に並べた語を時計回りに90度、つまり縦書きの原稿用紙の中で唯一字を横にし、

 語頭のアルファベットが上、語末のアルファベットが下になるよう表記する。

・改行は改行する直前の行のマスが空白になりすぎないよう心掛ける。

 また、正しい日本語の文法を用いているかということも評価対象です。

・主語と述語の関係が一致している。

・同じ意味の言葉を重複して用いていない。

・語調が書き言葉であり、ら抜き言葉などがない。

・文体(ですます・である体)が統一されている

高校入試の場合、これに加えて文字の丁寧さも評価の基準になりますから、乱雑な字や書き間違いなどのないよう気を付けましょう。また、ひらがなを多用しすぎており漢字が少ない場合にも減点されることがあります。

(このブログ記事では読みやすさを優先し、一マス空けは行っておりません。)

2)論理性

作文で重要なのは「テーマに対し、話の筋道の通った文章を最後まで書く」ということです。

話の筋道が立っており内容が一貫しており、内容に矛盾がないさま。

これを論理といいます。

論理性を持つ文章を最後まで一貫して書かなければなりません。話題が逸れてしまったり、主張が二転三転をしてしまうと減点になるのです。

たとえば『「最近のこどもはあまり本を読まないが、たくさんの活字の並ぶ本をしっかりと読むべきだ」という課題文に対しあなたの意見を、賛否を明確にして述べよ』という設問があるとしましょう。

「本は人格形成や知識の体得の点でよいものだから、やはり読むべきだ」と書けば問題ありません。「長いしつまらない活字の本にこだわらなくても、インターネットを通じて他のメディアで同じ内容をより簡易に手軽に知れるのだからわざわざ活字の本を読むべきという主張には賛同できない」などと書いても、もちろん問題ありません。

しかし「ただテキストを読んでいてもつまらないから、ほかのメディアを探して動画で見るべきだ」という内容を書いてはいけないのです。ここでは「本を読むべきか否か」という問いを向けられています。それに対して「動画を見るべき」と回答してしまったことに気づかなければなりません。

作文のテーマの抽象的で大切な論点はどんなことなのか、何を書けばよいのかということを念頭において、立場が明確な作文を書きましょう。

ちなみに、作文のなかで自分とは異なる意見にも触れられるとかなりハイクオリティな作文に大変身します。異なる意見に触れること自体を採点基準とする学校もあるそうですから、余裕があればやってみてください。

3)スピードと質

最後に、もっとも大切なルールですが「書き上げるスピード」です。

公立高校入試などの場合、そもそもの持ち時間が50分ほどしかありません。原稿用紙1枚ちょっとの作文に時間を割いている余裕は絶対にありません。

なので、工夫が必要です

もっとも手軽な対策は問題を解く順番です。いろんなパターンを試し、作文をどのタイミングで書くのか決めておきましょう。

また、作文のクオリティですがあまり重視しすぎる必要はありません。作文は表記のルールさえ守ればある程度の点数が見込めます。その着実な点数を稼いだうえで、論理性を補強してより高得点を狙うのが作文の点の取り方です。作文は簡単に点が稼げます。だからこそ、高校入試ではクオリティを突き詰めるのではなく、他の単元でより多く点数をとれるように調整するバランサーとしてとらえるべきなのです。

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この記事を書いた人
松橋 頌

いつも、ありがとう! 松橋国語塾→合同会社日本国語塾になりました◎ 北関東NO.1国語専門塾塾長です。 全国の受験国語を変えていきたい。 好き:うちのいぬ、ディベート、ハイカロリーなもの! 苦手:芸能人関係・政治・スポーツ

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