「これさえおさえておけば良い!?小論文攻略シート」をリリースしました 試してみる

課題例を分析してみる(中編)

前編に示したような小論文の課題例にどうやったら答えられますか?

答えるにはなにが必要でしょうか?

小論文を書いていくには、コツがあります。序論・本論・結論という三段落構成の骨格が大事だとか、意見を言ったらその論拠を示すこととか、そういったものは「コツ」です。「書き方」について学んでいるのであり、これは実は学べるんです。そんなに難しくない。慣れてくれば誰でも書けるようになります。

ところが、課題文がなくて、あるいはとても短くて、答えるには知識がないとできない、というケースもけっこうあります。前編に列挙した課題例はすべてそのパターンです。

目次

「少子高齢化が進む日本において、持続可能な社会保障制度を維持するためにはどのような対策が必要か、具体的な政策を提案しなさい」

これ、知識がなかったら答えられない。

少子化、高齢化はわかると思いますが、社会保障ってなんですか?

社会保障はだれが保障し、だれがその資金を提供し、だれがその恩恵を受けているんですか?受けて「いい」のですか?

社会保障は税金で成り立っている?その流れはどうなっていますか?

財源が必要というワードは聞いたことがありますか?

財源ってつまり税金?

税金はだれが払うもの?

持続可能になっていないとならない、というのはどういうこと?

こういう構造的な知識、教科で言えば公民、現代社会とかの授業をちゃんと聞いていましたか?

ふだんから、このテーマで両親と話していますか?先生をつかまえて、「どう思います?先生」と議論をふっかけたりしていますか?

「グローバル人材育成のために、日本の英語教育はどのように改善すべきか」

グローバル人材ってなんですか?どんな人がそれにあたるんですか?

なんでそういう人材が必要なんでしょう?

世界ではなにが起きているんでしょう?

日本はいま、世界の中でどういう地位を持っているんでしょう?

日本はこれから、世界の中でどういう地位になりたいんでしょう?

日本人はなぜいつまでたっても英語が話せないんでしょう?

日本の英語教育の利点と欠点について考えたことがありますか?

英語ができるようになればグローバル人材になれるんでしょうか?

それだけじゃ足りないとすれば、なにを勉強して身につけないとならないんでしょうか?

「働き方改革が進む中で、企業が従業員のワークライフバランスを実現するために必要な取り組みについて述べなさい」

これなんて、単語を知らなければまったく歯が立たないでしょう。

働き方改革ってなんですか?

ワークライフバランスってなんですか?

これらを知らなくて答えられるはずがありません。

「地方創生を実現するために、地域経済を活性化させる具体的な方策を提案しなさい」

地方創生ってなんですか?

地方はいまどうなっているんでしょう?

地方はダメですか?いいんですか?

地域経済とはどういうものを指していますか?

地方に対し都市はどうなっていますか?

地方と都市の関係はどういうものですか?

人はどっちからどっちに移動していますか?

地方から都市に流入しているばかりだとしたら、それはなぜですか?

食い止められますか?

逆に都市から地方に人に動いてもらうにはどうしたらいいか、どんなことをいまやっているか、知っていますか?

「AIやロボット技術の発展が雇用に与える影響について、賛成・反対の立場から論じなさい」

AIやロボット技術が発展すると社会はどうなるか、仕事はどうなるか、などはわりと想像もしやすいし身近だと思います。このへんが課題に出てくれたらわりと書きやすいかもしれませんが、それはみんな同じ条件です。みんなよく書けてしまうかもしれない。

どうやったら差がつきますか?

反対と賛成のどちらかで書けと言われていますが、どっちが書きやすそうですか?

反対の方が書きやすいかもしれないけれども、発展的でなく消極的な結論になりそうですね。その論拠は「人間は人間らしくしていたいから」「人間から仕事奪うのは悪いことだから」みたいになってしまう。これは小論文として、不都合です。

賛成をして、どんどん進めていき、人間社会を豊かにする。しかしそのためにはこれこれが必要である、といった書き方がよさそうだとアタリがつくかどうか。

AIもロボットも否が応でも進化します。これはある意味、決まっていることとみなしていい。そういう知識を持っていないとならない。

では、どういう進化をしていきますか?

一つ前の課題文にある、英語勉強について考えてみると、AIで自動翻訳、自動通訳さえ可能になったとしたら、外国語の勉強は必要ですか?必要じゃないのではないか?そうやって考えていくのです。あの、苦しい英語勉強から解放される日がくるかもしれない。待望ではありませんか?

自動運転なども全国各地で実験が一斉に始まったので、目撃していることでしょう。このへんも書きやすいですね。運転手という職業は無くなるかもしれないけれども、ロボット運転になって運賃が大幅に下がるかもしれない。これはいいことですね。

そういう知識、そういうことを考えた、その経験があるかないか、これが小論文における「何を書いたらいいのか」の解です。

(後編に続きます)

小論文対策塾Gokakuについて

​​大学受験・小論文対策に特化した【小論文対策塾Gokaku】を開校しました。

小論文は、真の国語力を問われるとてもむずかしい試験です。侮ってはいけません。       

でも、しっかり対策してコツをつかめば誰でもできるようになります。              

【小論文対策塾Gokaku】では、小論文が書けるようになるために1から教えていきます。

書き出しはどうするの?文末表現、語尾はどう書くの?句読点の打ち方は?段落分けは?

社会問題に精通するにはどうするか、資料、図表、グラフの素早い読み取り方、

反論の予想の仕方などの高度な技術も伝授します。

頻出課題の出題傾向を分析して、豊富な例題を用いて書く訓練をしていき、

何より重要なのは添削されたものから、また考え直すという反復練習です。       

小論文をドリルのようにこなしていく、という勉強法は、

【小論文対策塾Gokaku】ならではのものです。        

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この記事を書いた人
松橋 頌

いつも、ありがとう! 松橋国語塾→合同会社日本国語塾になりました◎ 北関東NO.1国語専門塾塾長です。 全国の受験国語を変えていきたい。 好き:うちのいぬ、ディベート、ハイカロリーなもの! 苦手:芸能人関係・政治・スポーツ

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